スッチャンファームに行ってきた

9月2日、花泉老松のスッチャンファームを訪問し、農業にかける思い等について話を伺いました。
スッチャンファームは、Uターンして実家の農業を継いだ佐藤 勧(すすむ)さんが、家族で米と野菜、和牛等を生産し、JAへの出荷のほか、スーパーとの契約販売、ネットなどによる直接販売にも力を入れて頑張っています。
お米は、家畜の堆肥を還元し土づくりにこだわったササニシキを、野菜は、無農薬栽培のトマト、エコファーマー認定栽培のナスなどを生産し、また、平飼いのニワトリの卵の販売も行っています。
農業は、自分の人生の中の一つの生きる術であり、全てを捧げるものではない。無理をせず、今の労働力と智恵で何ができるか、有利販売や低コスト生産に心がけ、家族との余暇も大切にした農業を目指していきたいとのこと。
将来的には、法人化をしてカフェなども手がけたいとのことであり、必ずしも家族の事業継承にこだわらず、継承したいと思うのが家族であればいいなとのこと。
農業は、子育てには良い職業だと感じており、子供たちには失敗話によく聞かせるなど、何よりも家族との語らいを大切にしている素敵な農家さんでした。
農家さんに話を聞くと、話題がどうしても暗くなりがちですが、前向きに農業も子育ても取り組む姿に元気をもらった時間でした。