産業建設常任委員会

11月15日、産業建設常任委員会で以下3事項について、担当課からの説明を受けました。
①生活用水確保事業の成果について
②みどりの食料システム戦略の取組について
③森林の経営管理に係る市の取組について
①については、水道未普及世帯が2,600世帯ほどあり、水質検査の結果、水質基準不適合が400件ほどあったが、これら世帯が安全で、安定的に生活用水が確保できるよう、令和元年度から5年度までの5年間、個人が行う水源確保工事や浄水施設の整備に対し補助し、900世帯を超える方々の生活環境の改善につながったとのこと。
②については、市が5年度において、有機農業を進めるため一関地方有機農業実施計画を策定し、オーガニックビレッジを宣言したところであり、今後5年間において、有機農業の取組面積の増、有機農産物の販売数量の拡大、学校給食での積極的な活用を数値目標を定めて取り組むとのこと。
③については、今後、管理できない私有林の増加が見込まれることから、森林組合などの林業経営体と連携し、行政が公的に管理していく仕組みを整えていくとのこと。
市の学校給食では、年に数回、有機米が使われていますが、購入価格が一般米と同じであり、適正価格での購入が行われていないことから、今後は、使用回数の増に合わせて、一般米との価格差を市で補助するなど、全国の先進事例に倣って、独自の支援策が必要との意見を述べました。