議会産業建設常任委員会の視察研修
5月19日から21日の日程で、北海道の旭川市、江別市、函館市を訪問し、議会産業建設常任委員会の視察研修を行いました。
有機農業と河川防災対策、中心市街地活性化の3事例を学んできましたが、特に、旭川市の有機農業の取組は印象深く、市としても参考にすべきと感じて来ました。
旭川市では、大阪の泉大津市の学校給食への有機米の提供や、両市間のグリーンツーリズム交流、有機農産物プロモーション等を行なっています。
また、泉大津市では、安定的な食料の確保、親や子供への食育推進の観点から、九州から北海道までの6自治体と連携して農作物の供給網を構築しており、学校給食用の米を60kg 4万円で調達しているとのことでした。
旭川市ではこの事が契機となり、有機米に取り組む生産者と取組面積が大きく増えたとのことでした。
やはり、有機農業の推進には、農作物の学校給食利用などの公共調達を、適正価格で購入する仕組みが効果的との思いを強く感じました。
一関市では、食育推進の観点から、有機米を学校給食に年2回利用していますが、その買上げ価格は、地元の通常米と同じ値段とのことであり、最低でも再生産可能な価格での買上げが必要と感じており、議会としても市長に対して政策提言すべく、準備を進めている最中です。
様々に勉強となった3日間でした。


