公共施設の見直しに係る懇談会
9月3日と6日、花泉地域の油島と金沢地区で開催された「公共施設の見直しに係る懇談会」に出席しました。
市ではたくさんの公共施設を所有しておりますが、多くが老朽化してきており、厳しい財政状況と少子高齢化が進む社会情勢の中、現状のまま維持していくことは困難と判断し、公共施設管理計を平成29年3月に策定しました。
本計画では、令和28年度までに、所有施設の延床面積を3割縮減するという目標を掲げており、第1期の中期計画で、先行的に縮減に取り組む142施設について、見直し方針を昨年9月に定めております。
このことを受け、花泉地域では7地区において、方針の説明と地域住民の意見を聞くため、懇談会が開催されました。
当方は2会場に参加しましたが、来春、地域内6小学校が1校に統合されることにより、既存の小学校が全て閉校することにより、その管理や利活用について、住民から多くの意見や要望が寄せられました。
特に危惧されるのが、来年4月1日以降は、学校の電気水道が止められ、地域で多く利用されている体育館が使えなくなること。校庭が管理されなくなり、草等の繁茂により荒廃が懸念されること。であり、地域の利用実態や現在の管理状況を踏まえて、行政として適切に対応して欲しいとの意見が多く出されておりました。
閉校後の校舎等の利用方針が市として決まっておらず、閉校することが分かっている中で、市としての対応が後手に回っている感が歪めず、懇談後の意見集約により、早急な市としての利用方針が示されることを期待したいと感じた懇談会でした。
○一関市公共施設等総合管理計画第1期中期計画に基づく先導的な取り組みによる施設保有の見直し方針

