教育民生常任委員会

6月14日、教育民生常任委員会が開催され、2件の請願事項の審査を行いました。
内1件の「教職員定数改善等をはかるための2023年度政府予算に係る意見書採択の請願について」は、制度や実態把握のため、教育部より市内の小中学校における教職員配置の実態等について説明を受けました。
教職員配置数は、学級数に応じて配置する法定の定数である基礎定数と学校個々に抱える課題解決のため、予算の範囲内で追加で配置する定数の加配定数から算出され、岩手県教育委員会が定める配当基準等に基づき、算出されるとのことでした。
なお、令和3年度は小・中学校併せて基礎定数が662人、加配定数が63人で、合計725人の定数となっていますが、人材不足により9人が未配置となっていたとの実態でした。
学校現場は、様々な事への対応で多忙になっている中、働き方改革が中々進んでおらず、先生を指向する方が少なくなっていることもあり、教職員の定数改善の必要性が増していることを確認できました。
市では、授業支援のためのサポーター配置等を行っておりますが、一層の支援が望まれています。
今後、更なる審議が必要と判断し、請願者から直接説明を受ける事とし、その後、委員会として採択するかどうかを決定していくことになります。