11月臨時会

11月9日、11月臨時会が開催され、第8号となる一般会計補正予算が議案として提案されました。
 補正予算の内容は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う対策として、3回目接種を行うためのワクチン接種事業及び2回目接種していない成人式参加者に対するPCR検査事業、並びに、農業・商業・観光業への支援策としての補助事業であり、総額4億1千4百万円程の補正予算を満場一致で可決しました。
 当方は、農業補助としての「米生産緊急支援事業補助金」について、補助単価の積算根拠と国の農業者収入保険制度の兼ね合いについて、質問をしました。
 今回の補助単価は、米の販売農家に対して1袋(30kg)あたり、米検査料31円と袋代90円の計121円で、面積換算だと10aあたり2,000円程度の支援とのこと。収入保険制度との兼ね合いについては、今回の対応はあくまで、コロナ影響に伴う米価下落への対応として実施するものであり、収入保険制度加入者は米作付け面積換算で4割程度にとどまることからも、全ての販売農家に対する支援との考え方で実施するものとのことでした。
 収入保険制度は、基準収入の1割以上の減収となった場合、下回った額の9割が補填されるものであり、今回のような米価下落は補填対象となることが想定されることからも、コロナ影響に限らない価格下落や自然災害等による減収に対応する恒久的な対策として、収入保険制度への加入を促すべきと考えます。
 収入保険制度については、青色申告者が対象であることからも、多くの農業者が青色申告を行い、収入保険制度への加入が当たり前になるような対応が必要と感じ、今後、農家に対して青色申告への移行と制度加入について、市等に対し積極的な対応を促して行きたいと思います。