なす生産部会長さん方の訪問

8月16日、なす生産部会長さん方を訪問し、現在の生産状況等について話を伺いました。
JAいわて平泉のもと、東北一のナス産地を担う生産者としてご夫婦で頑張っておられ、露地栽培で約20アールに1,200本ほどを作付けされているとのことで、圃場には立派なナスの畑が広がっておりました。
伺った際は、長雨の影響により、収穫量が落ちているとのことでしたが、8月上旬までの好天もあり、今まではまずまずの収量を確保できているとのこと。しかしながら、現在の市場価格はコロナの影響もあり1,250円/箱(5kg)程と下落傾向にあるとのことでした。
地域のなす生産の状況は、JAいわて平泉全体としては、生産者である部会員は80人程で、2億5千万円程の販売額であるが、高齢化によって生産者は減少してきているとのこと。
 新規生産者が中々生まれにくい状況下、若手の生産者が、飲食店への食材提供など市場出荷だけではなく、新たな販路の開拓などに取り組んでおり、部会としても支援していきたいとのことでした。
 また、近年の全国的な生産体制の動きは、施設の大規模化が進んでおり、当地域でもJAや農業法人等が中心となり、その様な動きを期待したいとのこと。
 前向きな取り組みや考え方がある中、当地域が農業で成り立っていくための仕組みをいろいろと考えていく必要があり、課題をクリアしながら、具体的な動きに結びつけていく必要があるものと感じました。